赤の雑記

色々書きます

贈り物の価値

贈り物を誰もがしていると思います。

親しい人の記念日などへの贈り物からお中元やお歳暮などの社会的に関わりのある人への贈り物と様々なものがあるので何かしらはなさったことがおありでしょう。

贈り物をする際何を考えて贈るでしょうか?

基本的には普段の感謝などの相手に対する好意でしょう。

 

さて、この大前提として他者を受け入れられる人間であるというのがあります。

 

え!?親しい人に対してなら分かるけどお中元みたいなのにそんなものいらないでしょ?

おそらくそうおっしゃるでしょう。

 

間違ってはいません。

所詮、ただの作法であり、思いを込めて贈る人なんてほとんど居られないでしょう。

はい、間違ってはいないのです。ただ、それは自分が人を受け入れられる状態だからそう言えるのです。

 

少し想像していただきたい。

今までの人生で自分の行動が人に受け入れられなかった。

今まで自分に対して好意を持って接してくれなかった。

実際にはこんな事そうそうないわけですが、そう思い込んでしまっている状態だと思ってください。

そういった状態の時、人に贈り物したいですか?

贈り物をする時の金額が僅かであっても払いたくないと思いませんか?

 

それで当然なんです。だって、今まで自分にとって他人がプラスになった経験がないんですから。

人と付き合いたいと思えるのは物理的精神的種々様々ありますがそれら利益が出てくると信じられる場合だけです。

信じることができない人はそんな相手のために自分に残されたものを相手のために消費することができません。やるとしても極めて強いストレスになってしまいます。

 

だから、人を受け入れる人間、すなわちその準備ができている必要があります。

 

では、この準備とは何をすれば良いのでしょう?

まずは何より今の自分がどれだけ人を受け入れることが難しいかを理解することです。

人を受け入れることが難しいと自覚する事も自分にとってのストレスになりかねません。

ただでさえ自分が苦しんでいる最中に自分ができない事を直視させられる事が辛い、しんどいと思うのも当たり前です。でも、それでも直視しないと始まらないんです。

自分の今いる場所を見て、それをどうやれば変えられるかを考えてそのための行動を行う。これをやらないといけない以上、スタートを直視する事は避けられないんです。

だから自分を変えたいと思う人まず今の自分を受け入れてあげましょう。

 

自分を直視できた次は自分にとってマイナスだと思っている要因を自分に与えない人間を見出す事です。

ここで我々のような人間はまた極端に行っちゃうんですよね。マイナス要素全てが永遠に生じない人間を求めてしまうんです。

今まで傷付いてきましたからね。もう傷つきたくないんです。

でも、ですよ?どうせ、今まで傷付いてきたじゃないですか?辛くて苦しい対人関係を強いられてきたわけです。

 

じゃあその中で見つければ良いんです。

 

普段から良く関わらざるを得ない人の行動を思い返してその中で自分にとってのマイナスが生じることができる人がやらなかったことを思い直しましょう。

たった一つ、それだけでは何も変わらないかもしれません。

でも、その人と関わるのって24時間中何時間ですか?

100%中何%ですか?

きっとそこまで多くはないです。

じゃあそれで良いんです。自分に関わるタイミングだけ自分が受け入れやすい人でいて貰えば良いんです。

それを繰り返していけば自分を排除する人はいない状態です。

 

これで最低限の準備は整いました。

自分のマイナス面を理解して自分のマイナス面を作ると思っていた人が自分にプラスを与えてくれる。

これで自分が他人を否定する必要はなくなります。これを繰り返すことで最低限の場では人を受け入れられるようになります。

 

まあここまでいくのにある意味いちばん重要な事が何かと言えば自分にプラスを見せてくれる人と出会えるかかもしれませんけど。

 

自分だけであり得ない事を進めたらそれただのドン・キホーテですからね。

自分の今の弱さを自分のため、その場だけの話でも受け入れてくれる人がいないともうどうしようもないってなります。そういう人を探しに行ければ良いんでしょうけど、そんな余裕がないわけでしょうからもしご自分に余裕があれば少しでも受け入れてあげてください。

それがきっと近しい人の苦しみを改善していくきっかけになるでしょう。